いつかそんな日が

 

いつかそんな日が来る

知り合い&初顔、そいつらがここで俺の骨を拾う日が

そんで撒き散らした血を洗い流してくれるだろう

ひっくり返した椅子とテーブルを直してくれるだろう

腐ったゴミを捨ててくれるだろう

外の服を取り込んでくれるだろう

書けなかった詩を書いてくれるだろう

読めなかった本を読んでくれるだろう

つけられなかった灯りをつけてくれるだろう

〆はずっと開けてなかったカーテンで

そいつを開けて、陽の光を入れてくれるだろう

そんでまたピシャッと閉める、バシッとよ

万事ビシッと、粛々と

全部終われば

あとは並んで出てくだけ

静かにドアを閉めてくれるだろう

                                  (許立志)