4月17日

 

(…)ラビ・アキバは沖仲士として人生を始めた人だが、「学者をひとりくれ、ロバのように咬みついてやる」とよく叫んだものだと回想している。百姓一揆のときには、暴徒は事務員をさっさと処刑した。14世紀にケンブリッジの特許状と写本を暴徒が焼いたときには、「学者の学問と共に消えろ、一緒に消えろ」と叫びながら老婆が灰を風の中にまき散らした。

――『波止場日記』(エリック・ホッファー