読んだ。面白かった。
バウハウスの先生が書いた写真とかの理論書、っつーか芸術論で、まぁでもそれはどうでもよくて、お目当てはおまけでくっついてる映画のプロット。『大都市のダイナミズム』。結局映画自体は作れなかったらしいけど。
こんな感じに凝った見た目で、このプロット自体でちゃんと1個のシャレオツな作品って感じで、ぼーっと眺めてるだけでも楽しいけど、でも読むと内容も割と分かる、ってかかなり分かる。文字だけの戯曲とかより全然。要は街の光景とかヒトとか動物のショットをいろいろあれこれコラージュしてモンタージュしてイイ感じにひとつの大都市を現出させるぜ、みたいな。バンバン工事してビルが建ったり派手なサーカス繰り広げられたりドブ川でヒトが死んでたりするいろんな意味で活気のある大都市。まぁアバンギャルド映画っすねーって感じだけど、でもサンドバーグの『シカゴ詩集』とかとも似てる。都市のエネルギッシュさをバシッと描くぜ、みたいな。
あとこれも思い出した。『ワラッテイイトモ』。多分映像の繋ぎ方、っつーか編集の雰囲気、こんな感じなんだろうな、みたいな。