買った。北園克衛の詩集。
ちょっと前から北園の詩、読みたいとか思ってたんだけど、詩集全部絶版でクソみたいな古書価格になってたんで、手頃な値段で新装版出たのはありがたいこと山の如し。
北園に興味持ったのは去年、これ読んだのがきっかけ。黒田維理の『サムシング・クール』。北園の若い取り巻きのひとり、って感じのヒトで、まぁ要は北園っぽい詩、書いてたヒトで、この詩集、中身もイイけど装丁が最高。今まで読んだ本で一番イイ、ってかこれ買うまで本の装丁、デザインとか1ミリも興味なかった、けど、これはかなりバシッときた。おー、みたいな。
具体的には軽さがイイ。あと紙の安っぽいザラつき加減。100ページぐらいの詩集なんだけど、ブツの厚さは普通の新書200ページ分ぐらいあって、でも持つとすげぇ軽い。その不意打ちみたいな軽さがマジで気持ちいい。要はコンビニの500円コミック、うんちく本のあの紙質、あの軽さ。詩なんて、活字なんざザラ紙に打っとけば充分なんだよ的な。