ゲームの軽重

 

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ゲームやってた。『SiFu』。徹夜。あー。なんでゲームって何時間もぶっ通しでやれるんだ。本なんて5分も読めねぇのに。

 

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ちょっと前もこれ、クリアまでぶっ続けでやってた。『SANABI』。主人公がワイヤーぶっ放して壁とか天井にフック引っかけてバシバシ進んでくゲーム。敵とのバトルもあるけどまぁメインは移動ゲー。とにかく進むぜ、みたいな。

面白い。ってか気持ちいい。ワイヤーで空中動き回るのがヒャッハー感あってよっしゃーみたいな。軽快、なんだけど、あーもっかいやりたい、とか思うんだけど、やる気しねぇ。話が重くて。っつーか辛気臭すぎて。ゲーム性とストーリーが真逆すぎるだろ! 話の重さがこう、2周3周やろうって気を削ぐっつーか、せっかく宙に舞い上がってヒャッハーしてんのにストーリーが「精神と時の部屋」ばりの重力になってのしかかるっつーか、うおぉ、みたいな。

 

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要はクレしんの『ロボとーちゃん』。話は。主人公が実はロボットで最後死にますみたいな。娘とお別れですみたいな。しんどい。この話もっかいなぞるのキツイだろ。本とか映画よりゲームの方がそう思いやすい。要は自分で主人公動かして主人公が死ぬ話を爆進してんだから、みたいな。ヒャッハーって進む行き先が死なんだから。なんつーか、ゲーム、特にアクション系のゲームってあんまヒト、死なない方がいいんじゃねぇかな、みたいな。特に主人公死ぬなよ、的な。せっかくアクションゲームとして面白いのに、アクションゲームとして何回でもやれるのに、話で感動させてやるぜ的な色気のせいで1回しかやれねぇよ、みたいな。話邪魔だよ、死が邪魔だよ、みたいな。

 

あー、いや、でも、それこそ『Sifu』は、これもトゥルーエンドで主人公死ぬけど、でもまたやれてんだよな。クリアしてからもやってんだよな。最後死ぬけど、なんか一応生き返ってるぽい匂わせ描写があるからか? 『SANABI』みたいに文体がベタベタ湿っぽくないからか? アクション的には全然、そこの面白さは『SANABI』、全然『Sifu』に負けてないけど、いや、よく分からんけど、まぁ要は、『Sifu』みたいなゲームもっかいやりたいと思ったらもっかい『Sifu』やりゃいいんだけど、『SANABI』みたいなゲームもっかいやりたいと思ったらまた別の『SANABI』っぽいゲーム探さなきゃなんなくてめんどくせぇよ、みたいな。基本生きろ主人公。