アメフト

 

何年か前、アメフトのライスボウルを見に行った。そのときはまだライスボウルが大学生VS社会人の試合だった。

 

見てて思ったのは、なんつーか試合展開が、そんでケガの仕方が生々しいってことだった。前半は大学生が社会人相手に喰らいついてんだけど、それが段々ワンサイドゲームになっていって、そんでもう終盤とかになると社会人チームのエースランナー、外国人助っ人のそいつが力ずくで中央からゴリゴリ突破していって誰も止められねぇ、みたいな。そんで1プレイごとにホイッスル鳴って大学生チームの選手がひとりずつ負傷退場、担架で運ばれてく、みたいな。それを見てるとこう、なんつーか、試合始まってすぐは体力ゲージ満タンだったのが徐々に削られていって最後ゼロになってノックダウン、みたいな、野球とかのアタマにデッドボール喰らって1回表で即退場みたいな「派手」な、唐突な感じじゃないのが逆に怖いっつーか、しんどいスポーツなんだなアメフト、みたいな。実力差がそのまま身の危険に直結、それもじわじわ地味に直結してんだな、と。「お、おう」みたいな、まぁイイもん見たっちゃ見たけど。